CAEソフト導入支援ガイド【CAExplorer】 

PHOENICS

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3次元熱流体解析ソフトウェア「PHOENICS」は、流体解析で知られるソフト。Cut-Cellテクニックにより格子生成がほとんど不要で、モデリングもスムーズに行えます。蒸発・凝縮や凝固・溶融など、潜熱を伴う二相流解析も可能です。

PHOENICS
引用元HP:CHAM 公式
http://www.phoenics.co.jp/jirei/bunya/link/kenchikudoboku1.htm

PHOENICSの製品特徴

熱流体解析CAEソフト

PHOENICSは、イギリスのConcentration Heat and Momentum Ltd.(CHAM社)がリリースしているCAEソフトです。汎用熱流体解析(CFD)に特化したソフトウェアとして開発されており、蒸発/凝縮、凝固/溶融などの解析が実行できます。

CutCell
(PHOENICS Parsol機能)

搭載されているCutCellという機能によって、メッシュ作成の手間を削減することが可能です。CutCellでは、メッシュに沿わない曲面や斜めの形状を認識することができ、CADでモデルを作れば、CAEでわざわざメッシュを作成する必要はありません。

選べるラインナップ

レギュラーパッケージと分野専用パッケージが用意されており、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができるのも魅力です。そのため、費用をあまり無駄にすることなく、開発工程の最適化を目指すことができます

PHOENICSのおもな機能

カスタマイズ機能

PHOENICSは、パッケージソフトでありながらカスタマイズ機能が標準搭載されています。簡易言語を使用することによって、時間や場所をはじめ、変数に依存する物性値や境界条件などをユーザーの使いやすい形に設定できます。

MOFOR

正式名称はMoving Frames Of Refernceで、CutCellの特徴を活かし、移動物体の解析を容易に行えるようにした機能です。Sliding
メッシュを使用することなく、移動境界流れ解析の計算や設定ができます

64bit並列計算

構造格子と64bitマシンの特徴を活かした並列化効率によって、迅速な計算を実現する機能です。

PHOENICSの解析イメージ

圧縮性流体解析

計算格子図

計算格子図

引用元:PHOENICS
https://www.phoenics.co.jp/jirei/kinou/link/assyukuseinagare1.htm
圧力分布図

圧力分布図

引用元:PHOENICS
https://www.phoenics.co.jp/jirei/kinou/link/assyukuseinagare1.htm
3次元計算用の格子図、タービン翼間の流れ

3次元計算用の格子図、タービン翼間の流れ

引用元:PHOENICS
https://www.phoenics.co.jp/jirei/kinou/link/assyukuseinagare1.htm

2相流(沸騰・凝固)解析

回転円筒体間の気液二相流計算

回転円筒体間の気液二相流計算

引用元:PHOENICS
https://www.phoenics.co.jp/jirei/kinou/link/aero4.htm
相変化を伴う曲がり管内の蒸発解析

相変化を伴う曲がり管内の蒸発解析

引用元:PHOENICS
https://www.phoenics.co.jp/jirei/kinou/link/aero11.htm
計算結果(タール生成速度・微粉炭揮発速度)

計算結果(タール生成速度・微粉炭揮発速度)

引用元:PHOENICS
https://www.phoenics.co.jp/jirei/kinou/link/chem8.htm

燃焼・爆発解析

バッフルのある空間における爆発の解析例

バッフルのある空間における爆発の解析例

引用元:PHOENICS
https://www.phoenics.co.jp/jirei/kinou/link/combustion1.htm
Spacecraftから噴射した排気の輻射予測

Spacecraftから噴射した排気の輻射予測

引用元:PHOENICS
https://www.phoenics.co.jp/jirei/kinou/link/combustion3.htm
火炎反応帯

火炎反応帯

引用元:PHOENICS
https://www.phoenics.co.jp/jirei/kinou/link/combustion7.htm

目的に合わせて選ぶ、
自社に合うCAEソフト

CAEソフト選定の鍵はスペックではなく、開発のどの場面で何を達成したいかです。上流での当たり付けか、詳細設計での精度確保か。フェーズごとの「やりたい検証」にフィットするCAEソフトを整理しました。

PHOENICSの導入事例

日本原燃 再処理事業部 エンジニアリングセンター技術開発研究所

メッシュ作成が容易で、初心者でも
使いやすい仕様に満足

全国の原子力発電所から出る使用済み核燃料の再処理を行っている日本原燃 再処理事業部 エンジニアリングセンター 技術開発研究所では、機器の腐食などの検証のためにPHOENICSを導入しました。

PHOENICSはメッシュ作成が簡単なため、操作で挫折するスタッフが多い環境でしたが、他社と比較しても初心者が使いやすいという総評でした。

PHOENICSの価格

料金形態 公式HPに記載がありませんでした。
費用 公式HPに記載がありませんでした。
オプション費用 公式HPに記載がありませんでした。

PHOENICSのサポート

解析の専門家が早期の
立ち上げをサポート

導入後のユーザーには、解析業務を迅速に立ち上げられるようサポート。PHOENICSの操作方法(メッシュ作成から物理モデルの選択)やトラブル解決の手順などを、解析のスペシャリストが丁寧にレクチャーします。オンサイトでのサポートも、要望に合わせて対応可能です。

こまめな情報提供で
スムーズな利用を支援

月に一度の最新情報・技術情報の定期配信や、公式サイトを通じた各種情報提供を行っています。また、年に1回新バージョンを無償で提供しているのも特徴。差額と手数料のみで、上位モジュールやオプションへグレードアップすることができます。

PHOENICSのメーカー・
販売会社

メーカー名 Concentration Heat and Momentum Ltd.(CHAM-UK)
販売会社 ZWSOFT Japan株式会社
メーカー公式HPのURL https://www.phoenics.co.jp/
目的別
CAEソフトおすすめ3選

開発のどの場面で何を達成したいかに合わせて、CAEソフトを整理しました。設計時の工数削減、開発初期の方向付け、信頼性確保。フェーズごとのやりたい検証にフィットするソフト選びにお役立てください。

開発上流での高速な
複数案検証・当たり付け
シムスケール
SimScale
画像引用元:SimScale公式HP
(https://simscale.kke.co.jp/)
分散・並列実行で解析
を高速化

構造・流体・伝熱・電磁界解析をブラウザ上で完結。192コアが利用可能かつ、数百以上の並列計算により、高速で複数案の同時検証が可能。

上流での即時検証と連携
が可能なクラウド設計

非専任でも扱いやすいUIと、ブラウザ上で、⾮専任者でも即座に上流検証へ着手できる設計。設定や結果は、安全なワークスペース内で共有でき、解析専任者とのレビューもスムーズに連携。判断のスピードを損なわない運用を実現する。

AIとサロゲートモデル
構築による効率化

AIが解析設定作業をサポートし、非専任者でも迷わずに解析フローを進められる。また、サロゲートモデルを構築することも可能であり、設計〜評価プロセスの効率化を実現する。

CAD・CAM一体化による
手戻り抑制・内製効率化
オートデスク フュージョン
Autodesk Fusion
画像引用元:Autodesk Fusion 公式HP
(https://www.autodesk.com/jp/products/fusion-360/overview)
開発ツールの統合で
手戻りを防ぐ

CAD/CAM/CAE/PCB/PDMなど、複数の開発ツールをひとつに統合。モデリングから製造準備までの流れが一貫され、データ変換やツール間の切り替えによる手戻りを防ぐ。

設計段階で性能と信頼性
を検証

構造解析や熱解析、モーション解析などのCAE機能を標準搭載。モデリングしたデータをそのまま使って解析でき、設計段階で強度・熱・動作をすばやく検証できる。

設計業務を効率化するAI搭載

ジェネレーティブデザインや図面自動生成などのAI支援機能を搭載。繰り返し作業を自動化し、形状提案や図面出力を短時間にし、スピーディーに回せる内製開発を支援。

詳細設計〜最終判断のための
高精度再現・相関確保
アンシス
Ansys
画像引用元:Ansys公式HP
(https://www.ansys.com/ja-jp)
信頼性の高い解析精度と
品質保証体制に対応

ISO 9001認証に基づく品質管理体制のもと、原子力・航空・自動車などの厳格な規制環境にも対応。社内検証、法規認証、顧客提出に耐える解析精度と信頼性を担保。※1

高度なマルチフィジックス解析に対応

構造・流体・熱・電磁場・音響など、複数の物理現象を連成解析できるマルチフィジックスCAE。非線形や疲労、衝突、安全試験相関など高精度が求められる現象を再現し、実験データに基づいた設計検証を支援。

高負荷解析を支える
HPCとクラウド環境

Ansys Cloudにより、大規模・非線形解析をクラウド上で高速実行。オンプレミス環境との併用が可能で、計算リソースの柔軟な拡張が行える。

※1参照元:Ansys公式サイト(https://www.ansys.com/ja-jp/company-information/quality-assurance