MATLABは、エンジニアや科学者に利用される数値計算・プログラミングプラットフォームで、データ解析やアルゴリズム開発、モデル作成に活用できます。SimulinkはMATLABと連携するモデルベース設計環境で、制御系や電気・機械システムのシミュレーションやリアルタイム制御、ハードウェア連携が可能。ただし、MATLAB環境上での利用が前提です。

Simulinkは、アメリカに本社を置くMathWorks社が開発したCAEソフト。80以上のプロダクトのプラットフォームである、MATLABの環境上で扱えるツールとなっており、Simulink単体では利用できない点に注意が必要です。
ブロック線図を描いて、時間軸でのシミュレーションが行えるCAEソフトがSimulinkです。ブロック間の数学的関係を図示しながら
解析・可視化できるため、プログラミング言語などを理解していなくても、精度の高い検証結果が期待できます。
MATLAB/Simulinkには、無料評価版が用意されています。MATLAB/Simulinkを30日間無料で利用することができ、使用感などを確認することが可能です。また、学生や教育機関によっては、無料かつ期間制限なしのバージョンを利用できることもあります。
Simulinkは、ブロック線図を使ってシステムを視覚的に設計・検証できる、モデルベースデザイン向けのシミュレーション環境です。制御や信号処理など複数分野を横断した設計に対応し、システム設計からシミュレーション、自動コード生成、組み込みシステムのテスト・検証までを一貫して行えます。
データディクショナリ個別のディクショナリで参照モデルのグローバルデータを定義すると、
データの統合時にSimulink が自動で
整合性をチェックしてくれます。設計データの管理に役立つ機能で、R2019aから実装されています。
ソース管理のツールをカスタマイズし、モデルを自動的にマージしてくれる機能です。プロジェクトの管理を担う機能で、R2020bから実装されています。
目的に合わせて選ぶ、
自社に合うCAEソフト
CAEソフト選定の鍵はスペックではなく、開発のどの場面で何を達成したいかです。上流での当たり付けか、詳細設計での精度確保か。フェーズごとの「やりたい検証」にフィットするCAEソフトを整理しました。
ドイツ航空宇宙センター(DLR)のロボット工学・メカトロニクス研究所では、自立型ヒューマノイドロボットの開発にMATLABおよびSimulink を使用しています。
ツールを使い、コントローラーやプラントのモデル化、HILテスト、軌跡の最適化、センサーキャリブレーションの自動化などを実施。これにより、プログラミングの欠陥をなくし、学生だけでも高度な開発が可能になりました。
| 料金形態 | 年額 |
|---|---|
| 費用 | 個人ライセンス 144,000円/年(税別) |
| オプション費用 | 公式HPに記載がありませんでした |
開発元であるMathWorksのコンサルタントは、業界経験とMATLAB/Simulinkの専門知識を活かし、さまざまな産業の組織を支援。
コンサルタントと製品開発担当者の知見を集約し、クライアントのプロジェクトを効果的にサポートします。
MathWorksのコンサルティングサービスでは、事業目標・規模・範囲に合わせてカスタマイズしたサポートも利用可能。少人数による早期立ち上げ支援、企業全体のワークフローやビジネス支援まで、幅広いサービスに対応しています。
| メーカー名 | MathWorks, Inc. |
|---|---|
| 販売会社 | MathWorks, Inc. |
| メーカー公式HPのURL | https://jp.mathworks.com/ |
開発のどの場面で何を達成したいかに合わせて、CAEソフトを整理しました。設計時の工数削減、開発初期の方向付け、信頼性確保。フェーズごとのやりたい検証にフィットするソフト選びにお役立てください。
構造・流体・伝熱・電磁界解析をブラウザ上で完結。192コアが利用可能かつ、数百以上の並列計算により、高速で複数案の同時検証が可能。
非専任でも扱いやすいUIと、ブラウザ上で、⾮専任者でも即座に上流検証へ着手できる設計。設定や結果は、安全なワークスペース内で共有でき、解析専任者とのレビューもスムーズに連携。判断のスピードを損なわない運用を実現する。
AIが解析設定作業をサポートし、非専任者でも迷わずに解析フローを進められる。また、サロゲートモデルを構築することも可能であり、設計〜評価プロセスの効率化を実現する。
CAD/CAM/CAE/PCB/PDMなど、複数の開発ツールをひとつに統合。モデリングから製造準備までの流れが一貫され、データ変換やツール間の切り替えによる手戻りを防ぐ。
構造解析や熱解析、モーション解析などのCAE機能を標準搭載。モデリングしたデータをそのまま使って解析でき、設計段階で強度・熱・動作をすばやく検証できる。
ジェネレーティブデザインや図面自動生成などのAI支援機能を搭載。繰り返し作業を自動化し、形状提案や図面出力を短時間にし、スピーディーに回せる内製開発を支援。
ISO 9001認証に基づく品質管理体制のもと、原子力・航空・自動車などの厳格な規制環境にも対応。社内検証、法規認証、顧客提出に耐える解析精度と信頼性を担保。※1
構造・流体・熱・電磁場・音響など、複数の物理現象を連成解析できるマルチフィジックスCAE。非線形や疲労、衝突、安全試験相関など高精度が求められる現象を再現し、実験データに基づいた設計検証を支援。
Ansys Cloudにより、大規模・非線形解析をクラウド上で高速実行。オンプレミス環境との併用が可能で、計算リソースの柔軟な拡張が行える。
※1参照元:Ansys公式サイト(https://www.ansys.com/ja-jp/company-information/quality-assurance)