Ansysは、構造・熱・流体・電磁界など幅広い領域をカバーする汎用CAEソフトウェア。高度な非線形解析やマルチフィジックス連成に対応し、設計段階での性能評価や最適化を精度高く進められます。多様なモジュール群と充実したサポート体制により、自動車、
航空宇宙、電子機器など、さまざまな産業で標準的な解析環境として利用されています。

1970年の登場以来、自動車、エレクトロニクス、航空宇宙など、多様なジャンルで活用されてきたAnsysの特徴をご紹介します。
50年以上にわたり、有限要素法を中心に発展してきた汎用CAEプラットフォーム。複数の解析ソフトウェア群によって構成されており、構造・熱・流体・電磁界など、産業で求められる主要領域を一つの環境で扱えます。大規模モデルや複雑現象の再現にも強く、産業界で求められる精度と再現性を確保しやすい環境を備えています。
Ansysの大きな強みが、異なる物理現象を統合的に扱えるマルチフィジックスソリューションです。伝熱-構造、流体-磁場、磁場-構造、電気-構造、電流-伝熱など、複数の解析場を組み合わせて評価することができます。
オンプレミスおよびクラウド環境のHPC(High Performance Computing)に対応しており、大規模モデルや複雑な連成解析を実行できるのが特徴です。Ansys Cloudを利用することで、計算リソースを柔軟に拡張でき、開発サイクルの短縮や解析待ちの削減に貢献します。
Ansysは、構造、熱流体、電磁界といった分野ごとに専用モジュールを備えており、解析内容に適したツールを選択できます。領域間の連成や大規模モデルの処理にも対応しており、設計検討から詳細解析まで一貫したワークフローを構築できます。
構造解析と伝熱解析を中心に、多様な現象を扱える統合モジュールです。3つのエディションが用意されており、基本的な解析機能を備えた「〜Pro」、非線形応力解析や動解析に対応した「〜Premium」、構造・伝熱領域のすべての機能を利用できる「〜Enterprise」から目的に合わせて選択できます。
熱流体解析を幅広くカバーするCFDモジュールで、各種ソルバーや可視化機能を統合した環境を提供します。基本的な解析を網羅した「〜Premium」と、より高度な物理モデルや最適化機能を含む「〜Enterprise」から、用途に合わせて選べるのが特徴です。
3次元電磁界解析に特化したツールで、高周波領域の解析を得意とします。形状・材料定数・境界条件を設定するだけで解析を実行でき、アンテナ、配線、パッケージなど多様な電磁構造物を評価できます。また、有限要素法やモーメント法など複数のソルバーを備えており、目的に応じて効率的に解析を進められます。
目的に合わせて選ぶ、
自社に合うCAEソフト
CAEソフト選定の鍵はスペックではなく、開発のどの場面で何を達成したいかです。上流での当たり付けか、詳細設計での精度確保か。フェーズごとの「やりたい検証」にフィットするCAEソフトを整理しました。
光関連の電子部品・電子機器を製造する浜松ホトニクスでは、半導体後工程の課題解決にAnsysを採用しています。
後工程では組み立て後の基板反りが問題となっていたため、Ansysによる熱応力解析を用いて反りを抑えたパッケージ形状を検討。
当初はバース・デス機能を使用しておらず、実験値との差が生じていましたが、機能を適用した解析に切り替えたことで、実験結果と良好に一致する結果を得られています。
| 料金形態 | 公式HPに記載がありませんでした。 |
|---|---|
| 費用 | 公式HPに記載がありませんでした。 |
| オプション費用 | 公式HPに記載がありませんでした。 |
商用ユーザー向けに、AIアシスタント「AnsysGPT」を提供。Ansysの技術情報に基づく多言語対応のサポートを、24時間365日受けることができます。このサービスを活用することで、製品機能や関連物理、エンジニアリングに関する質問に対し、参考資料付きの回答を取得できるのが強みです。
Ansysカスタマーサポートスペース(ACSS)では、ほぼすべてのAnsys製品の主要リソースに、時間を問わずアクセス可能です。
また、直接サポート契約があるユーザーは、対象製品についてオンラインでサポートリクエストを提出できます。
| メーカー名 | Ansys, Inc. |
|---|---|
| 販売会社 | Ansys, Inc. |
| メーカー公式HPのURL | https://www.ansys.com/ |
開発のどの場面で何を達成したいかに合わせて、CAEソフトを整理しました。設計時の工数削減、開発初期の方向付け、信頼性確保。フェーズごとのやりたい検証にフィットするソフト選びにお役立てください。
構造・流体・伝熱・電磁界解析をブラウザ上で完結。192コアが利用可能かつ、数百以上の並列計算により、高速で複数案の同時検証が可能。
非専任でも扱いやすいUIと、ブラウザ上で、⾮専任者でも即座に上流検証へ着手できる設計。設定や結果は、安全なワークスペース内で共有でき、解析専任者とのレビューもスムーズに連携。判断のスピードを損なわない運用を実現する。
AIが解析設定作業をサポートし、非専任者でも迷わずに解析フローを進められる。また、サロゲートモデルを構築することも可能であり、設計〜評価プロセスの効率化を実現する。
CAD/CAM/CAE/PCB/PDMなど、複数の開発ツールをひとつに統合。モデリングから製造準備までの流れが一貫され、データ変換やツール間の切り替えによる手戻りを防ぐ。
構造解析や熱解析、モーション解析などのCAE機能を標準搭載。モデリングしたデータをそのまま使って解析でき、設計段階で強度・熱・動作をすばやく検証できる。
ジェネレーティブデザインや図面自動生成などのAI支援機能を搭載。繰り返し作業を自動化し、形状提案や図面出力を短時間にし、スピーディーに回せる内製開発を支援。
ISO 9001認証に基づく品質管理体制のもと、原子力・航空・自動車などの厳格な規制環境にも対応。社内検証、法規認証、顧客提出に耐える解析精度と信頼性を担保。※1
構造・流体・熱・電磁場・音響など、複数の物理現象を連成解析できるマルチフィジックスCAE。非線形や疲労、衝突、安全試験相関など高精度が求められる現象を再現し、実験データに基づいた設計検証を支援。
Ansys Cloudにより、大規模・非線形解析をクラウド上で高速実行。オンプレミス環境との併用が可能で、計算リソースの柔軟な拡張が行える。
※1参照元:Ansys公式サイト(https://www.ansys.com/ja-jp/company-information/quality-assurance)