CAEソフト導入支援ガイド【CAExplorer】 

FloEFD

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FloEFDは、ドイツのSiemens社が開発したCAD統合型の熱流体解析ツール。「高速」「扱いやすさ」「精度」を備え、設計作業の流れの中でそのままCFD解析を行えるのが特徴です。専門的なCFD知識や高性能な計算環境に依存せず、効率よく確かな解析を行える設計環境を提供します。

FloEFD
引用元HP:エヌ・エス・ティ公式HP
https://www.cae-nst.co.jp/products/floefd/

FloEFDの製品特徴

FloEFDは、CAD環境に統合された熱流体解析ツールとして、設計段階で必要となるCFDをスムーズに実行しやすい点が強み。専門的な前処理を最小限に抑えつつ、設計フローの中でそのまま解析へ進める実用性も特徴のひとつです。ここでは、FloEFDが設計者に選ばれる理由を要素ごとに紹介します。

設計フローにそのまま
組み込めるCFD解析

CAD環境に統合された操作性により、ジオメトリ準備や前処理の手間を抑えられます。また、専門的なCFD知識を持たない設計者でも、スムーズに解析を実行できるよう設計されているのも特徴。現場での設計検討を、効率よく進められるよう配慮されています。

CADモデルを解析に
活用できる統合型設計環境

主要な3D CADと統合して動作するCFDツールで、対応CADではアドインとして直接利用することが可能。それ以外の場合は、スタンドアロン版と連携して運用できます。これにより、CADで作成したモデルを変更の都度そのまま解析へ渡せる、シームレスなワークフローを実現します。

境界まわりを高精度に
捉える独自メッシュ技術

FloEFDの「SmartCellテクノロジー」は、固体と流体の境界付近を高い精度で扱える独自のメッシュ生成技術です。荒いメッシュでも形状や界面を自動で認識し、品質の高いメッシュを作成できるため、前処理に時間をかけずに解析へ進めます。

FloEFDのおもな機能

設計段階で必要となる熱流体解析を実行するための機能を、幅広く備えているFloEFD。ここでは、その代表的な機能をご紹介します。

多様な熱流体現象を扱える
解析機能

内部流れ・外部流れ、ニュートン流体・非ニュートン流体、圧縮性・非圧縮性、定常・非定常など、幅広い流体現象に対応。自然対流や固体内熱伝導、輻射といった、混合流れも解析できます。

高度な検討に対応する
オプションモジュール

FloEFDは標準機能に加えて、多様なオプションモジュールを用意しており、より複雑な条件設定や専門的な検証にも対応できます。
代表的なオプションは以下の通りです。

  1. Electronics Cooling(電流解析、PCB、ヒートシンクなど)
  2. HVAC
    (オフィス空調や火災・煙など、建物内の空気流れの解析)
  3. LED(高度な輻射解析)
  4. EDA Bridge
    (基礎CADインポート)
  5. Advanced CFD
    (水膜モデル、燃焼モデルなど)

境界精度を高める多彩な
メッシュ機能

6面体カットセル、形状アダプティブメッシュ、ソリューションアダプティブメッシュ、薄板セルなどに対応し、多様なモデル形状に
適したメッシュ生成を実現。さらに、Thin Wall機能で薄板形状を最適化できるほか、独自の「SmartCellテクノロジー」により固体と流体の境界を精度よく捉え、自動メッシュ生成を行います

FloEFDの解析イメージ

流体解析

流体解析のモデル作成①

流体解析のモデル作成①

引用元:FloEFD
https://www.cae-nst.co.jp/floefd/
流体解析のモデル作成②

流体解析のモデル作成②

引用元:FloEFD
https://www.cae-nst.co.jp/floefd/
流体解析のモデル作成③

流体解析のモデル作成③

引用元:FloEFD
https://www.cae-nst.co.jp/floefd/

熱解析

電流密度 サーフェスプロット

電流密度 サーフェスプロット

引用元:FloEFD
https://www.sbd.jp/case_list/example/busbar.html
抵抗損失 サーフェスプロット

抵抗損失 サーフェスプロット

引用元:FloEFD
https://www.sbd.jp/case_list/example/busbar.html
固体温度 サーフェスプロット

固体温度 サーフェスプロット

引用元:FloEFD
https://www.sbd.jp/case_list/example/busbar.html

電子基板における結露の解析

水膜厚さ(物理時間30s)

水膜厚さ(物理時間30s)

引用元:FloEFD
https://www.sbd.jp/case_list/example/condensation_electronic-equipment.html
水膜厚さ(物理時間60s)

水膜厚さ(物理時間60s)

引用元:FloEFD
https://www.sbd.jp/case_list/example/condensation_electronic-equipment.html
表面温度(物理時間60s)

表面温度(物理時間60s)

引用元:FloEFD
https://www.sbd.jp/case_list/example/condensation_electronic-equipment.html

目的に合わせて選ぶ、
自社に合うCAEソフト

CAEソフト選定の鍵はスペックではなく、開発のどの場面で何を達成したいかです。上流での当たり付けか、詳細設計での精度確保か。フェーズごとの「やりたい検証」にフィットするCAEソフトを整理しました。

FloEFDの導入事例

FloEFDのの導入事例の記載はありませんでした。

FloEFDの価格

料金形態 公式HPに記載がありませんでした。
費用 公式HPに記載がありませんでした。
オプション費用 公式HPに記載がありませんでした。

FloEFDのサポート

実績に基づくサポート体制

これまでのCAEサポート経験をもとに、さまざまな分野の問い合わせに対応しています。直接の問い合わせ受付だけでなく、FAQや機能紹介動画を充実させることで、必要な情報へすぐにアクセスできる環境を整備。問い合わせ前に疑問を解消できる仕組みづくりにも注力しています。

導入後のトレーニングと
学習環境を提供

導入初期のトレーニングにより早期運用を支援し、ワークブックや毎月の講習会、ユーザーフォーラム、Web配信による最新情報提供など、多様な学習機会を整えています。初心者でも基礎から段階的に習得できるため、安心して解析業務を始められる環境です。

FloEFDのメーカー・販売会社

メーカー名 Siemens Digital Industries Software
販売会社 株式会社構造計画研究所
株式会社エヌ・エス・ティほか
メーカー公式HPのURL https://www.cae-nst.co.jp/floefd/
目的別
CAEソフトおすすめ3選

開発のどの場面で何を達成したいかに合わせて、CAEソフトを整理しました。設計時の工数削減、開発初期の方向付け、信頼性確保。フェーズごとのやりたい検証にフィットするソフト選びにお役立てください。

開発上流での高速な
複数案検証・当たり付け
シムスケール
SimScale
画像引用元:SimScale公式HP
(https://simscale.kke.co.jp/)
分散・並列実行で解析
を高速化

構造・流体・伝熱・電磁界解析をブラウザ上で完結。192コアが利用可能かつ、数百以上の並列計算により、高速で複数案の同時検証が可能。

上流での即時検証と連携
が可能なクラウド設計

非専任でも扱いやすいUIと、ブラウザ上で、⾮専任者でも即座に上流検証へ着手できる設計。設定や結果は、安全なワークスペース内で共有でき、解析専任者とのレビューもスムーズに連携。判断のスピードを損なわない運用を実現する。

AIとサロゲートモデル
構築による効率化

AIが解析設定作業をサポートし、非専任者でも迷わずに解析フローを進められる。また、サロゲートモデルを構築することも可能であり、設計〜評価プロセスの効率化を実現する。

CAD・CAM一体化による
手戻り抑制・内製効率化
オートデスク フュージョン
Autodesk Fusion
画像引用元:Autodesk Fusion 公式HP
(https://www.autodesk.com/jp/products/fusion-360/overview)
開発ツールの統合で
手戻りを防ぐ

CAD/CAM/CAE/PCB/PDMなど、複数の開発ツールをひとつに統合。モデリングから製造準備までの流れが一貫され、データ変換やツール間の切り替えによる手戻りを防ぐ。

設計段階で性能と信頼性
を検証

構造解析や熱解析、モーション解析などのCAE機能を標準搭載。モデリングしたデータをそのまま使って解析でき、設計段階で強度・熱・動作をすばやく検証できる。

設計業務を効率化するAI搭載

ジェネレーティブデザインや図面自動生成などのAI支援機能を搭載。繰り返し作業を自動化し、形状提案や図面出力を短時間にし、スピーディーに回せる内製開発を支援。

詳細設計〜最終判断のための
高精度再現・相関確保
アンシス
Ansys
画像引用元:Ansys公式HP
(https://www.ansys.com/ja-jp)
信頼性の高い解析精度と
品質保証体制に対応

ISO 9001認証に基づく品質管理体制のもと、原子力・航空・自動車などの厳格な規制環境にも対応。社内検証、法規認証、顧客提出に耐える解析精度と信頼性を担保。※1

高度なマルチフィジックス解析に対応

構造・流体・熱・電磁場・音響など、複数の物理現象を連成解析できるマルチフィジックスCAE。非線形や疲労、衝突、安全試験相関など高精度が求められる現象を再現し、実験データに基づいた設計検証を支援。

高負荷解析を支える
HPCとクラウド環境

Ansys Cloudにより、大規模・非線形解析をクラウド上で高速実行。オンプレミス環境との併用が可能で、計算リソースの柔軟な拡張が行える。

※1参照元:Ansys公式サイト(https://www.ansys.com/ja-jp/company-information/quality-assurance