NX Nastranは、米国航空宇宙局(NASA)によって開発された汎用構造解析プログラム。宇宙ロケット開発で活用されて以来、航空宇宙、防衛、自動車、船舶など、幅広い業界で活用されてきたソフトです。とくに、航空宇宙や輸送機といった分野では、標準的な構造解析ツールとして利用されています。

NX Nastranは、アメリカMSC Software社の研究開発をベースに、ドイツのSiemens社が開発したCAEソフトです。有限要素法を用いた汎用構造解析ソフトウェアで、自動車・航空宇宙・防衛・重機・造船など、幅広い業界の解析に活用されています。
従来型のNASTRANとは異なり、非線形解析にも対応しているのがNX Nastranの特徴。また、過去に解析したモデルも先進のプログラムで処理し直すことが可能、検査結果もデータとして残すことができます。
NX Nastranは、ユーザーの予算やニーズに合わせて2タイプを用意しています。
「NX Nastran Enterprise」は、大規模な組織での利用を想定したスタンドアロン型のCAEソフト。ネットワーク環境下のサーバーで利用でき、Windows、Unix、LinuxなどさまざまなOSで動かせます。
「Femap with NX Nastran」は、NX Nastranに有限要素法プリポストプロセッサのFemapが統合したソフトウェアです。Windows上でモデル作成から解析結果確認までシームレスに行えるため、小規模~中規模の解析に適しています。
非線形静解析と非線形過渡解析が行える機能です。解析ソルバーとして「スパースソルバー」と「マルチグリッドソルバー」から選択することができ、素早く検証結果を得やすくなっています。
また、自動タイムステッピング機能(ATS)を利用すれば、一般的な非線形解析であれば高速処理が完了。そのほか、リスタート解析も可能です。
陽解法による非線形過渡分析が実行できる機能です。中央差分法を使用することによって、収束が困難な非線形問題にも対処しやすくなっています。
メモリ分散型並列処理(DMP)を使用するための追加モジュールです。UNIX、Linux、Linux64bitで利用可能で、クラスタマシンなどでの解析時の分数処理を行ってくれます。
目的に合わせて選ぶ、
自社に合うCAEソフト
CAEソフト選定の鍵はスペックではなく、開発のどの場面で何を達成したいかです。上流での当たり付けか、詳細設計での精度確保か。フェーズごとの「やりたい検証」にフィットするCAEソフトを整理しました。
NX Nastranの導入事例の記載はありませんでした。
| 料金形態 | 公式HPに記載がありませんでした。 |
|---|---|
| 費用 | 公式HPに記載がありませんでした。 |
| オプション費用 | 公式HPに記載がありませんでした。 |
NX Nastranのユーザー向けに、CAE解析業務の導入支援を行っています。導入直後のトレーニングを通した早期立ち上げ、講習会の開催など、初心者でもしっかりと基礎を学べる環境を用意。ワークブックや、ユーザーフォーラムでの情報提供も行っています。
NSTでは、Femap初級講習会、有限要素解析基礎講習会といった各種講演会を行っています。単に講義をするだけでなく、演習を通した実践的な内容であることが特徴。講習については、要望に合わせて内容をカスタムすることができます。
| メーカー名 | Siemens Digital Industries Software |
|---|---|
| 販売会社 | 株式会社エヌ・エス・ティ |
| メーカー公式HPのURL | https://www.cae-nst.co.jp/products/sc-nast |
開発のどの場面で何を達成したいかに合わせて、CAEソフトを整理しました。設計時の工数削減、開発初期の方向付け、信頼性確保。フェーズごとのやりたい検証にフィットするソフト選びにお役立てください。
構造・流体・伝熱・電磁界解析をブラウザ上で完結。192コアが利用可能かつ、数百以上の並列計算により、高速で複数案の同時検証が可能。
非専任でも扱いやすいUIと、ブラウザ上で、⾮専任者でも即座に上流検証へ着手できる設計。設定や結果は、安全なワークスペース内で共有でき、解析専任者とのレビューもスムーズに連携。判断のスピードを損なわない運用を実現する。
AIが解析設定作業をサポートし、非専任者でも迷わずに解析フローを進められる。また、サロゲートモデルを構築することも可能であり、設計〜評価プロセスの効率化を実現する。
CAD/CAM/CAE/PCB/PDMなど、複数の開発ツールをひとつに統合。モデリングから製造準備までの流れが一貫され、データ変換やツール間の切り替えによる手戻りを防ぐ。
構造解析や熱解析、モーション解析などのCAE機能を標準搭載。モデリングしたデータをそのまま使って解析でき、設計段階で強度・熱・動作をすばやく検証できる。
ジェネレーティブデザインや図面自動生成などのAI支援機能を搭載。繰り返し作業を自動化し、形状提案や図面出力を短時間にし、スピーディーに回せる内製開発を支援。
ISO 9001認証に基づく品質管理体制のもと、原子力・航空・自動車などの厳格な規制環境にも対応。社内検証、法規認証、顧客提出に耐える解析精度と信頼性を担保。※1
構造・流体・熱・電磁場・音響など、複数の物理現象を連成解析できるマルチフィジックスCAE。非線形や疲労、衝突、安全試験相関など高精度が求められる現象を再現し、実験データに基づいた設計検証を支援。
Ansys Cloudにより、大規模・非線形解析をクラウド上で高速実行。オンプレミス環境との併用が可能で、計算リソースの柔軟な拡張が行える。
※1参照元:Ansys公式サイト(https://www.ansys.com/ja-jp/company-information/quality-assurance)