CAEソフト導入支援ガイド【CAExplorer】 

Adventure

汎用並列有限要素解析プラットフォーム「ADVENTURE」の特徴や機能、サポートに関する情報をまとめました。

Adventureの画像
引用元HP:Adventure公式
https://adventure.sys.t.u-tokyo.ac.jp/jp/

Adventureの製品特徴

大規模並列計算を前提とした設計

東京大学のスーパーコンピューティング技術研究センターを中心として構成された「ADVENTURE Project」により開発が行われた、汎用並列有限要素解析プラットフォームです。大規模並列計算を前提として設計が行われていることから、100万自由度以上の解析を高速で行える点が強みとして挙げられます。

自由にダウンロードして利用可能

東京大学発の研究プロジェクトによって開発されたものであり、自由にダウンロードして利用が可能です。システム全体が単一の巨大なプログラムというわけではなく、メッシュ生成や境界条件設定、各種解析ソルバー、結果可視化などそれぞれ独立したモジュール群で構成。これらは共通のデータフォーマットで連携しており、必要な機能を組み合わせながら利用できます。

Adventureのおもな機能

多彩な物理領域に対応するソルバー機能群 

弾塑性や大変形を扱う固体構造解析(ADVENTURE_Solid)や、非圧縮性流体解析(ADVENTURE_Fluid)、定常・非定常の熱伝導解析(ADVENTURE_Thermal)といったもののほか、音響や電磁界解析など、多彩な物理領域の並列計算モジュールの提供が行われています。

大規模データ向けのプリ・ポスト処理機能

四面体メッシュを高速・自動生成する機能(ADVENTURE_TetMesh)や、巨大な解析結果データを負荷分散して描画・可視化する機能(ADVENTURE_Visual)も用意されています。

Adventureの解析イメージ

Adventureの解析イメージは掲載されていませんでした。

Adventureの価格

料金形態 買い切り型
費用 無料
オプション費用 公式HPに記載がありませんでした。

Adventureのサポート

問い合わせ窓口を設置

ADVENTUREシステムの機能や実行環境、インストール方法などに関して質問がある場合には、メールでの問い合わせを行えます。また、有償でのインストールサービスも提供されています。

技術的なアドバイス

コンサルティングを希望する機関がADVENTUREシステムによって行う研究や解析について、ADVENTUREプロジェクトから技術的なアドバイスを行っています。問い合わせはメールにて受け付けています。

Adventureのメーカー・販売会社

メーカー名 AADVENTURE Project(東京大学を中心とした開発プロジェクト)
販売会社 オープンソースソフトウェアのためなし
メーカー公式HPのURL https://adventure.sys.t.u-tokyo.ac.jp/jp/
目的別
CAEソフトおすすめ3選

開発のどの場面で何を達成したいかに合わせて、CAEソフトを整理しました。設計時の工数削減、開発初期の方向付け、信頼性確保。フェーズごとのやりたい検証にフィットするソフト選びにお役立てください。

開発上流での高速な
複数案検証・当たり付け
シムスケール
SimScale
画像引用元:SimScale公式HP
(https://simscale.kke.co.jp/)
分散・並列実行で解析
を高速化

構造・流体・伝熱・電磁界解析をブラウザ上で完結。192コアが利用可能かつ、数百以上の並列計算により、高速で複数案の同時検証が可能。

上流での即時検証と連携
が可能なクラウド設計

非専任でも扱いやすいUIと、ブラウザ上で、⾮専任者でも即座に上流検証へ着手できる設計。設定や結果は、安全なワークスペース内で共有でき、解析専任者とのレビューもスムーズに連携。判断のスピードを損なわない運用を実現する。

AIとサロゲートモデル
構築による効率化

AIが解析設定作業をサポートし、非専任者でも迷わずに解析フローを進められる。また、サロゲートモデルを構築することも可能であり、設計〜評価プロセスの効率化を実現する。

CAD・CAM一体化による
手戻り抑制・内製効率化
オートデスク フュージョン
Autodesk Fusion
画像引用元:Autodesk Fusion 公式HP
(https://www.autodesk.com/jp/products/fusion-360/overview)
開発ツールの統合で
手戻りを防ぐ

CAD/CAM/CAE/PCB/PDMなど、複数の開発ツールをひとつに統合。モデリングから製造準備までの流れが一貫され、データ変換やツール間の切り替えによる手戻りを防ぐ。

設計段階で性能と信頼性
を検証

構造解析や熱解析、モーション解析などのCAE機能を標準搭載。モデリングしたデータをそのまま使って解析でき、設計段階で強度・熱・動作をすばやく検証できる。

設計業務を効率化するAI搭載

ジェネレーティブデザインや図面自動生成などのAI支援機能を搭載。繰り返し作業を自動化し、形状提案や図面出力を短時間にし、スピーディーに回せる内製開発を支援。

詳細設計〜最終判断のための
高精度再現・相関確保
アンシス
Ansys
画像引用元:Ansys公式HP
(https://www.ansys.com/ja-jp)
信頼性の高い解析精度と
品質保証体制に対応

ISO 9001認証に基づく品質管理体制のもと、原子力・航空・自動車などの厳格な規制環境にも対応。社内検証、法規認証、顧客提出に耐える解析精度と信頼性を担保。※1

高度なマルチフィジックス解析に対応

構造・流体・熱・電磁場・音響など、複数の物理現象を連成解析できるマルチフィジックスCAE。非線形や疲労、衝突、安全試験相関など高精度が求められる現象を再現し、実験データに基づいた設計検証を支援。

高負荷解析を支える
HPCとクラウド環境

Ansys Cloudにより、大規模・非線形解析をクラウド上で高速実行。オンプレミス環境との併用が可能で、計算リソースの柔軟な拡張が行える。

※1参照元:Ansys公式サイト(https://www.ansys.com/ja-jp/company-information/quality-assurance