CAEソフト導入支援ガイド【CAExplorer】 

Code_Saturne

フランス電力公社が中心となり開発されたCode_Saturneの特徴や機能、解析イメージなどについてまとめています。

Code_Saturneの画像
引用元HP:Code_Saturne公式
https://www.code-saturne.org/cms/web/

Code_Saturneの製品特徴

さまざまな物理現象のシミュレーションができる

数値流体力学(CFD)アプリケーション用に開発された無料のオープンソースソフトウェア。主にフランス電力公社(EDF)が中心となり開発されたものです。熱流体や乱流、燃焼など複雑な物理現象についてシミュレーションを行える点が強みといえます。

多彩なタイプのセルを持つ非構造メッシュに対応

大規模な並列計算(HPC)に最適化されており、数十億要素の巨大なメッシュだったとしても高い効率にて計算が可能です。四面体、六面体、角柱、ピラミッド、多面体などさまざまなタイプのセルを持つ非構造メッシュにも対応しています。また、ほぼ全てのUNIXやLinuxタイプのシステムおよびプロセッサにて実行が可能です。

Code_Saturneのおもな機能

Navier-Stokesソルバー

2次元、2次元軸対称、3次元の流れについて、定常または非定常、層流または乱流、等温または非等温などにより計算することが可能です。RANSモデルからラージエディシミュレーションモデルまでさまざまな乱流モデルを備えています

特殊物理モジュール

燃焼解析や大気汚染物質の拡散、微粒子の機動計算、電磁流体力学といったように、特定の産業用途に応じた専用の計算モデルが標準で用意されています。

GUIと連携機能

PythonをベースとしたGUIを備えており、さまざまな設定を視覚的に行えます。

Code_Saturneの解析イメージ

燃焼モデリング

燃焼モデリング1
引用元:SimScale公式HP
https://www.code-saturne.org/cms/web/documentation/overview/modules/combustion

燃焼モデリング1

燃焼モデリング2
引用元:SimScale公式HP
https://www.code-saturne.org/cms/web/documentation/overview/modules/combustion

燃焼モデリング2

Code_Saturneの価格

料金形態 買い切り型
費用 無料(オープンソース)
オプション費用 公式HPに記載がありませんでした。

Code_Saturneのサポート

多彩なドキュメントが提供されている

公式サイトには、さまざまなドキュメントが体系的にまとめられています。例えばユーザーズガイド、Theory Guide、チュートリアル、FAQなどがあります。このような資料を用いることによって、基本的な操作方法や解析の設定などについて学べます。

ユーザーフォーラムを利用可能

公式サイト上にはユーザーフォーラムが設置されています。ここではユーザー同士、開発者との質疑や議論を行えます。インストール時のトラブルや、物理モデルの設定方法に至るまで、さまざまな知識を得られます。

Code_Saturneのメーカー・販売会社

メーカー名 Électricité de France (EDF) R&D
販売会社 オープンソースソフトウェアのためなし
メーカー公式HPのURL https://www.code-saturne.org/cms/web/
目的別
CAEソフトおすすめ3選

開発のどの場面で何を達成したいかに合わせて、CAEソフトを整理しました。設計時の工数削減、開発初期の方向付け、信頼性確保。フェーズごとのやりたい検証にフィットするソフト選びにお役立てください。

開発上流での高速な
複数案検証・当たり付け
シムスケール
SimScale
画像引用元:SimScale公式HP
(https://simscale.kke.co.jp/)
分散・並列実行で解析
を高速化

構造・流体・伝熱・電磁界解析をブラウザ上で完結。192コアが利用可能かつ、数百以上の並列計算により、高速で複数案の同時検証が可能。

上流での即時検証と連携
が可能なクラウド設計

非専任でも扱いやすいUIと、ブラウザ上で、⾮専任者でも即座に上流検証へ着手できる設計。設定や結果は、安全なワークスペース内で共有でき、解析専任者とのレビューもスムーズに連携。判断のスピードを損なわない運用を実現する。

AIとサロゲートモデル
構築による効率化

AIが解析設定作業をサポートし、非専任者でも迷わずに解析フローを進められる。また、サロゲートモデルを構築することも可能であり、設計〜評価プロセスの効率化を実現する。

CAD・CAM一体化による
手戻り抑制・内製効率化
オートデスク フュージョン
Autodesk Fusion
画像引用元:Autodesk Fusion 公式HP
(https://www.autodesk.com/jp/products/fusion-360/overview)
開発ツールの統合で
手戻りを防ぐ

CAD/CAM/CAE/PCB/PDMなど、複数の開発ツールをひとつに統合。モデリングから製造準備までの流れが一貫され、データ変換やツール間の切り替えによる手戻りを防ぐ。

設計段階で性能と信頼性
を検証

構造解析や熱解析、モーション解析などのCAE機能を標準搭載。モデリングしたデータをそのまま使って解析でき、設計段階で強度・熱・動作をすばやく検証できる。

設計業務を効率化するAI搭載

ジェネレーティブデザインや図面自動生成などのAI支援機能を搭載。繰り返し作業を自動化し、形状提案や図面出力を短時間にし、スピーディーに回せる内製開発を支援。

詳細設計〜最終判断のための
高精度再現・相関確保
アンシス
Ansys
画像引用元:Ansys公式HP
(https://www.ansys.com/ja-jp)
信頼性の高い解析精度と
品質保証体制に対応

ISO 9001認証に基づく品質管理体制のもと、原子力・航空・自動車などの厳格な規制環境にも対応。社内検証、法規認証、顧客提出に耐える解析精度と信頼性を担保。※1

高度なマルチフィジックス解析に対応

構造・流体・熱・電磁場・音響など、複数の物理現象を連成解析できるマルチフィジックスCAE。非線形や疲労、衝突、安全試験相関など高精度が求められる現象を再現し、実験データに基づいた設計検証を支援。

高負荷解析を支える
HPCとクラウド環境

Ansys Cloudにより、大規模・非線形解析をクラウド上で高速実行。オンプレミス環境との併用が可能で、計算リソースの柔軟な拡張が行える。

※1参照元:Ansys公式サイト(https://www.ansys.com/ja-jp/company-information/quality-assurance