CAEソフト導入支援ガイド【CAExplorer】 

OpenFOAM

OpenFOAMは流体シミュレーションを中心とした、連続体物理シミュレーションを目的としたツールボックスです。本記事では、OpenFOAMの製品特徴や機能、価格、サポートなどについてまとめました。

OpenFOAMの画像
引用元HP:OpenFOAM公式
https://openfoam.org/

OpenFOAMの製品特徴

オープンソースソフトウェアとして提供

OpenFOAMはGNU GPL(General Public License) v3のもとで公開されているオープンソースソフトウェアであることから、初期導入費、ライセンス費用等が不要です。また、ライセンス数の制限も受けずに無制限に並列化が可能。コストを抑えて解析環境の構築を行えます。

豊富な機能を搭載

流体現象を中心としたさまざまな物理モデルが実装されています。さらに、メッシュの移動変形の取り扱いなど複雑な現象を取り扱うための機能も豊富に備わっています。このように充実した機能を活用することによって、化学反応や熱輸送、化学種輸送、乱流、混相流など幅広い分野の課題に適用できます。

OpenFOAMのおもな機能

流体シミュレーション

乱流や圧縮性流体、非圧縮性流体、多相流など、さまざまな流体の挙動についてのシミュレーションが可能。用途例としては、航空機の空力解析、エンジン内部の燃焼プロセスのシミュレーションなどが挙げられます。

熱伝導のシミュレーション

温度分析についての解析、熱移動を考慮したシミュレーションを行えます。例えば熱交換器、冷却システムなどの設計に用いられます。

構造解析

流体と構造物における相互作用に関する解析が可能。構造物の強度や変形についての評価に用いられます。

OpenFOAMの解析イメージ

OpenFOAMの解析イメージは公式サイトに掲載されていませんでした。

OpenFOAMの価格

料金形態 買い切り
費用 無料(オープンソース)
オプション費用 公式HPに記載がありませんでした

OpenFOAMのサポート

公式のドキュメントやガイドを提供

OpenFOAMの公式サイトでは、さまざまなドキュメントが提供されています。例えば、ユーザーズガイドやテクニカルガイドなどが整備されており、自己学習による問題解決に役立てられます。

有償の技術サポートやトレーニング

主要開発元であるCFD Direct社などを通じ、有償の技術サポートやトレーニングが提供されています。基礎から高度な応用までの講習といったように、実際に導入したいと考えている人を強力にバックアップするための体制が整えられています。

OpenFOAMのメーカー・販売会社

メーカー名 The OpenFOAM Foundation
販売会社 The OpenFOAM Foundation
メーカー公式HPのURL https://openfoam.org/
目的別
CAEソフトおすすめ3選

開発のどの場面で何を達成したいかに合わせて、CAEソフトを整理しました。設計時の工数削減、開発初期の方向付け、信頼性確保。フェーズごとのやりたい検証にフィットするソフト選びにお役立てください。

開発上流での高速な
複数案検証・当たり付け
シムスケール
SimScale
画像引用元:SimScale公式HP
(https://simscale.kke.co.jp/)
分散・並列実行で解析
を高速化

構造・流体・伝熱・電磁界解析をブラウザ上で完結。192コアが利用可能かつ、数百以上の並列計算により、高速で複数案の同時検証が可能。

上流での即時検証と連携
が可能なクラウド設計

非専任でも扱いやすいUIと、ブラウザ上で、⾮専任者でも即座に上流検証へ着手できる設計。設定や結果は、安全なワークスペース内で共有でき、解析専任者とのレビューもスムーズに連携。判断のスピードを損なわない運用を実現する。

AIとサロゲートモデル
構築による効率化

AIが解析設定作業をサポートし、非専任者でも迷わずに解析フローを進められる。また、サロゲートモデルを構築することも可能であり、設計〜評価プロセスの効率化を実現する。

CAD・CAM一体化による
手戻り抑制・内製効率化
オートデスク フュージョン
Autodesk Fusion
画像引用元:Autodesk Fusion 公式HP
(https://www.autodesk.com/jp/products/fusion-360/overview)
開発ツールの統合で
手戻りを防ぐ

CAD/CAM/CAE/PCB/PDMなど、複数の開発ツールをひとつに統合。モデリングから製造準備までの流れが一貫され、データ変換やツール間の切り替えによる手戻りを防ぐ。

設計段階で性能と信頼性
を検証

構造解析や熱解析、モーション解析などのCAE機能を標準搭載。モデリングしたデータをそのまま使って解析でき、設計段階で強度・熱・動作をすばやく検証できる。

設計業務を効率化するAI搭載

ジェネレーティブデザインや図面自動生成などのAI支援機能を搭載。繰り返し作業を自動化し、形状提案や図面出力を短時間にし、スピーディーに回せる内製開発を支援。

詳細設計〜最終判断のための
高精度再現・相関確保
アンシス
Ansys
画像引用元:Ansys公式HP
(https://www.ansys.com/ja-jp)
信頼性の高い解析精度と
品質保証体制に対応

ISO 9001認証に基づく品質管理体制のもと、原子力・航空・自動車などの厳格な規制環境にも対応。社内検証、法規認証、顧客提出に耐える解析精度と信頼性を担保。※1

高度なマルチフィジックス解析に対応

構造・流体・熱・電磁場・音響など、複数の物理現象を連成解析できるマルチフィジックスCAE。非線形や疲労、衝突、安全試験相関など高精度が求められる現象を再現し、実験データに基づいた設計検証を支援。

高負荷解析を支える
HPCとクラウド環境

Ansys Cloudにより、大規模・非線形解析をクラウド上で高速実行。オンプレミス環境との併用が可能で、計算リソースの柔軟な拡張が行える。

※1参照元:Ansys公式サイト(https://www.ansys.com/ja-jp/company-information/quality-assurance